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髄膜炎菌

どんな病気?

髄膜炎菌が鼻、のど、気管の粘膜から体に入って、血液や髄液などへ侵入すると、菌血症や敗血症、細菌性髄膜炎などの病気を引き起こします。初期症状は、発熱、頭痛、嘔吐など、風邪の症状に似ているため、早期診断がとても難しい病気です。髄膜炎菌による髄膜炎などの病気は、ほかの細菌による髄膜炎などの病気と比べて、病状が急激に進行することが特徴です。意識障害、ショック、全身性出血などのために死亡することもあります。発症後2日以内に5〜10%が死亡すると言われています。適切な治療を受けても、10〜20%の割合で神経障害や手足の切断などの後遺症を残すこともあり、ワクチンで予防することが重要です。

髄膜炎菌感染症の発症年齢は0歳代と15~19歳が多く、学校やクラブ活動での流行もあります。学校保健安全法の「学校で予防すべき感染症」の一つに定められています。米国では、感染リスクが高い10代後半から20代の感染予防のために、11~12歳で定期接種となっています。

ポイント!

学生寮や運動部などの集団生活で感染のリスクが高まることが知られています。また、海外留学で入寮する場合、特に米国の学校では入学に際して接種証明を求められることが多いので注意が必要です。高校や大学の運動部などで入寮する場合や海外留学では、事前に接種をすることをおすすめします。

2歳〜55歳に1回接種します。接種量は0.5mlです。筋肉内に注射します。

米国では、感染リスクが高い10代後半から20代の感染予防のために定期接種となっており、11〜12歳に1回、さらに16歳で追加接種を受けることが推奨されています。また、無脾症の時は8週間空けて2回接種がすすめられています。

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